マルタのご飯
マルタの食文化は、地中海の恵みに支えられいて、オリーブオイルやチーズ、トマト、ハーブが豊富に使われるほか、海に囲まれているのでシーフードも楽しめます。マルタ産のおやつもあります。
色々紹介していきま~~~す
マルタ名物・ウサギ料理
マルタのウサギ料理は、地元の伝統的な料理の一つであり、地元の人々や観光客に親しまれています。ジューシーで柔らかく、鶏肉に似た食感で脂っこくなくあっさりしています。
一般的には、グリル焼きやシチューが人気の料理。ウサギのグリルは、香草やスパイスでマリネし、炭火で焼き上げます。
また、ウサギのシチューは、ウサギの肉をトマトや野菜と一緒に煮込んだ料理で、柔らかくて濃厚な味わいが楽しめます。
家庭ではシチューを多めに作って、パスタにかけて食べたりもするんだって〜。
タコ料理
マルタと言えば地中海のシーフードも外せません。
タコの煮込み料理が人気で、ニンニクで炒めたり、シチューとして食べるのが一般的です。
魚屋産でもタコは手軽に手に入ります。1キロ13ユーロ(2024年現在)
いや市販のタコデカすぎやろ。1キロはたこ焼き屋がさばく量。
マルタの国民食・パスティッツィ
マルタの国民食と言えるのが、「パスティッツィ」。具材を何層ものパイ生地に包んで焼き上げたおやつ。リコッタ、豆のペースト、チキンといった具材が一般的です。
街を歩いているといたるところにパスティッツェリア(パスティッツィ屋)さんがあって、だいたい50セントくらいで購入できます。(安っ!)
Jeff’s pastizzeria、Sphinx、Champ、Maximsなど、フランチャイズされたパスティッツィ屋さんが色々あり、街を歩いていると、このどれかは必ず目にします。
地元で一番有名な老舗パスティッツェリアは、イムディーナ付近にあるIs-Serkin Crystal Palace Bar というです。
カンノーリ
カンノーリは、揚げたサクサクの生地に、クリーミーなリコッタチーズを使用した甘いフィリングを詰めたスイーツです。チョコレートやカスタードクリームなど、他のフィリングを使用することもありますが、リコッタチーズが最も一般的です。
カンノーリの起源は、イタリアのシチリア地方にさかのぼります。その名前は「小さな筒」という意味のイタリア語「canna(カンナ)」に由来し、カンノーリの特徴的な筒状の形状にちなんで名付けられました。マルタにおいては、イタリアからの影響が強く、カンノーリは地元の人々にとって親しまれている伝統的なスイーツの一つとなっています。
カンノーリの有名店はスリーマにあるBusy Bee。
白を基調としたモダンでおしゃれな店内で、絶品カンノーリを堪能できます。
Twistees (ツイスティーズ)
みんな大好きマルタ産スナックTwistees (ツイスティーズ)
40年以上の歴史があり、マルタのどのスーパーにも必ず売っています。
日本でいうところの湖池屋のスコーン、アメリカで言うとチートスにかなり近い感じです。
そして原料がお米なのでグルテンフリー!グルテンが食べれれない方も食べれるのは嬉しいですね。
軽くて小さいのでお土産にもオススメ!
トラックもたまに見かけます。かわいい~
炭酸ジュース Kinnie(キニー)
オレンジとよもぎの抽出物から醸造された、マルタオリジナルのほろ苦い炭酸ソフトドリンクです。
みなさんは、ドクターペッパーやルートビアは飲んだことはありますか?なんとなく似ています。
そう、うがい薬系の味。笑
初めて飲んだ時はあまり好きじゃなかったのですが、夏に日差しに照らされてたくさん汗をかいた後に飲んだキニーで覚醒。オレンジピールっぽいほんのりした苦味と柑橘系の爽やかさが絶妙にマッチしてクセになる美味しさです。
マルタのパン
ĦOBŻ(ホブス)
マルタでよく食べられているパンはĦOBŻ(ホブス)という直径20cm前後のパン。外国人はMaltese breadと呼んでる人が多いです。
このパンはもっちりとした日本の食パンとは違い、良い意味でカスカスです。笑 素朴でほのかな甘味、サワードーのような酸味があり、塩気のあるパテに合わせても、はちみつを塗って甘く食べても美味しくクセになるパンです。
サンドイッチにしてももちろん美味しい
FTIRA (フティーラ)
また、マルタのパンを語る上でもう一つ外せないのが、Ftira(フティーラ)というドーナツ状の巨大パン。サンドイッチにして食べるのが一般的。人間の顔の2倍の大きさがあります。
そしてなんと!ユネスコの無形文化遺産に登録された最初の地元産品がこのフティーラなんです。
人間の顔の2倍の大きさ
ビジーラ
豆のペースト。パセリ、ニンニク、ハーブの混合物がペーストに混ざっていて、風味豊かで香り高い味。ガレッティ(薄いビスケット)につけて食べるのが一般的ですが、パンに塗ってサンドイッチにしたりすることもあります。
発酵しているので、ほんのり納豆のような豆の発酵した風味がします。
ちょっとだけ試してみたいなという人は、スーパーのデリコーナーのカウンターで100gだけ注文してみるのがオススメ。値段も100gで1ユーロ前後なので気軽に購入できます。小さい容器に入れて渡してくれますよ~
カリカリにトーストしたパルタパンに、ビジーラを乗せて食べると美味~っ♡
マルタのチーズ
Gbejniet(ジュベニエット)
ジュベニエットは、マルタの伝統的な羊の乳製品で、小さな円形のチーズです。羊の乳から作られ、一般的には塩漬けやハーブで風味付けされます。
癖がなく、ほんのり乳製品の甘さもあって、ジャムと一緒にパンに乗せてスイーツ系にしても、ツナやオリーブなど塩気のあるものと合わせても美味しいですよ。
個人的にはプレーンが一番好き
マルタのジェラート
マルタはジェラート天国としても知られています。その中でも人気なのがイムディーナにあるFior Di Latte(フィオールディラッテ)で、新鮮な素材を使ったジェラートが楽しめます。様々なフレーバーや季節限定の味もあり、ジェラート好きにはたまらないスポット。
イムディーナまではちょっと遠いな~という方は、スリーマやバレッタにもある、天使の絵柄のロゴが目印のAmorino(アモリーノ)もおすすめです。
マルタの伝統菓子・ハニーリング
マルタの名物おやつのひとつに「ハニーリング」があります。これはその名の通り、はちみつとスパイスをたーーっぷり使った甘さ控えめの焼き菓子で、地元の人々に愛されています。
ドーナツのような見た目をしていますが食感は、、、ねっちり。
食べた瞬間、独特のお寺のお香のようなスパイス臭が鼻を突き抜け、祇園精舎が脳裏に浮かび、諸行無常の鐘が響き渡ります。
……….え?
ゴゾ島の名物
はちみつ
マルタの隣に位置するゴゾ島では、豊かな自然環境が生み出すはちみつが有名です。地元の農家で手作りされるはちみつは、芳醇な風味と豊かな甘さが特徴で、絶品の味わいを楽しむことができます。
サボテンジャム
赤い色をしていますが、いちごジャムほど味が強くなく、ほんのりフルーティーでクセがなく、食べやすい味です。クリームチーズと合わせても美味しいですよ。
まとめ
マルタの食文化は多彩で魅力的です。パスティッツィから始まり、ウサギのグリル、タコを含む地中海のシーフード、ジェラート、お菓子、そしてはちみつやサボテンジャムまで、美味しいものがたくさん揃っています。(※ハニーリングは除く)
マルタを訪れた際には、地元の味を存分に楽しんでみてくださいね。
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